最低賃金でも意外と稼げる!?韓国の給料公開!

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韓国で働きたい人が一番気になるのが、実際いくらもらえるのかということではないでしょうか?本記事では、韓国の工場でフルタイムで働いた私の給与と、もらった手当や控除を紹介します!

手取りは月平均で25万円以上

私のある月の給与明細がこちら。マーカーで色がついているのが手取り額(2,677,600ウォン≒約27万円)です。思ったより多いのではないでしょうか?ちなみに給料日は毎月10日でした。

私がやっていたのは、ライン工場でコンビニなどで売られている食品をつくるという、超簡単な仕事です。

月収の中央値を超えている…!?

統計庁によると、2020年の月収の中央値は242万ウォンだったそうです。月収とは税金と保険料が引かれる前の金額。平均月収の320万ウォンには及びませんが、私は韓国で十分に暮らしていける金額をもらっていたことになります。

応募当時は韓国語がそこまで話せなかった

私がこの仕事に応募した時は韓国語日常会話以下、特別な技術や経験もありませんでした。つまり、少し韓国語ができれば誰でも月25万円稼げるということです!

稼げるのは手当があるから

私の毎月の基本給は約20万円でしたが、例えば写真の月は手当の合計が約11万円ありました。

この手当が手取り額を左右すると言っても過言ではありません。誰でもできるような簡単な仕事を探す際も、しっかりした会社を選ぶのが重要です!!

労働条件は?

韓国は給料が安いという情報を時々目にしますが、私はそんなことはないと思います。

最低賃金はそんなに低くない

2022年の最低賃金は9,160ウォン(約920円)です。日本の地方より高いですよね。韓国の最低賃金は全国共通なので、地方でもソウルやプサンと同じ額もらえます。

労働時間が長い

韓国では9時~18時(休憩1時間)、週6勤務が基本です。それにプラスして早出や残業が多いので、労働時間は長くなります。私は月に30時間くらい時間外労働していました。ただ、残業は強制ではなく、予定がある日には18時に帰ることもできましたよ。

日本だけじゃないんだね…

週休2日制や週52時間制を導入している企業も増えてきているとはいえ、月曜日から土曜日まで働くケースが多いようです。

食事や通勤は心配なし

職場では毎日昼食が無料で食べられます。また、通勤バスがあるので車が無くても困りませんでした。

手当はなにがもらえる?

日本と同じように時間外手当やボーナスがありました。以下は私が実際にもらっていた手当です。特に交通費やボーナスなどは会社によって違うので注意してくださいね。

延長手段、休日勤労手段

  • 延長手段:残業した場合時給が1.5倍
  • 休日勤労手段:日曜日・祝日に働いても1.5倍
  • 休日延長手段:日・祝日に残業すると2倍
  • 夜間手段:22時から6時の間に働くと1.5倍

日・祝日の夜間に残業すると2.5倍になりますよ~

年次手段(有給休暇)

韓国では1年働くと15日の有給休暇がもらえ、2年ごとに1日ずつ増えていきます。(最大25日まで)

この有給休暇、使わなかった場合は賃金としてもらえます!私は1年間働いて1日も使わなかったので、退職時に約16万5千円もらいました。

交通費

私の勤務先では、通勤バスを使わず普段より1時間早く出勤した日には交通費がもらえました。(バスの運賃約150円×日数分)

名節時の手当

ソルラルやチュソクなどの大きな祝日にはプラスで手当がありました。会社側に支給する義務がないものなので、少なくてももらえるだけありがたかったです。

  • ボーナス:約5万円でした。長く働けばアップするようです。
  • 帰郷費:帰省する際の交通費など。私は約1万5千円もらいました。

退職金

韓国では外国人でも1年以上働くと、退職金を受け取れます。1年で退職しましたが、約30万円もらいました。

なにが引かれる?

韓国でも日本と同じように毎月の支給から保険料や所得税が控除されます。写真の給与明細はあくまでも私の勤め先の場合なので、参考程度にお願いします!※負担率は2022年5月の情報です

社会保険

国民年金、健康保険、雇用保険、労災保険は4大保険と呼ばれています。保険料は毎年上昇しているようです。

  • 国民年金:所得総額の9%ですが、会社が半分負担してくれるので個人の負担も半分の4.5%
  • 健康保険:国民年金とおなじで会社が半分負担してくれ、個人の負担は報酬月額の3.495%
  • 雇用保険:会社がほとんど負担してくれます。個人の負担は所得月額の0.8%(2022年7月から0.9%に)
  • 労災保険:会社の全額負担のため支給からは引かれません
  • 長期療養保険(介護保険):健康保険料の12.27%

所得税

  • 所得税:所得によって税率が変わります。課税標準が1,200万ウォン以下の場合は6%
  • 地方所得税(住民税):韓国の住民税は所得税の10%と、日本に比べてかなり安くなっています。

私が働いていたのはホワイトな会社でしたが、外国人に対して手当をきちんと払ってくれる会社は多くありません。同じような仕事をしても、手当があるのとないのでは手取り額が全然違います。仕事は慎重に選んでくださいね!

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